12月26日
こんにちは。山口友紀雄です。今日はビジネスパートナーでもある神原さんと今年最後の忘年会で飲んでいます。
ここでまたインターネットに関するとんでもない最新情報を入手したので近日中にシェアしたいと思います。
さて・・・・
今日は価格戦略についてです。前回のブログでもこのテーマには少し触れましたが、今回もそれを感じる経験をしたのでシェアしたいと思います。
12月24日・・・・
毎年必ず行く【鉄板焼きコース】を食べ行きました。鉄板焼きは大好きで東京、福岡、大阪、広島色々なお店に行ったのですが、今のところこのお店にかなうお店は出ていません。なので何かあると必ずこのお店に食べに行くのです。
通常は、幾つかコースがあったり結構融通が利くのですが、クリスマスは3つのコースしか準備されていません。この3つのコースというのが一つのポイントですね。
ご存知だと思いますが、儲かっているお店の価格戦略は大抵3つのコースを用意しています。その3つのコースとは勿論「価格がそれぞれ違う3つのコース」という意味でメニューの中身が違う3つのコースという意味ではありません。
この3つの価格帯のコースを用意することで確実に一人当たりの単価や総売り上げが伸びると言われています。
例えば、あなたのお店に1000円のコースと2000円のコースがあるとします。そしてあなたは2000円のコースをより多く売りたいとします。その際に、1000円と2000円2つのコースで売るのではなく、3つ目のコースを2000円のコースをより多く売るために用意するのです。例えば、1000円、2000円、3000円とこんな感じです。こうすると人間の心理として、真ん中のコースを選びたくなる人が多いので、結果的に1000円、2000円2つのコースだけで行くよりも確実に2000円のコースが多く出るようになります。
さらには、それだけでなくある一定数の方が必ず一番高いコースを注文します。これは間違いありません。必ず一番高いものを注文する層がいるのです。なので本来なかった3000円のコースの注文もある一定数入り客数は一切変わらなくても確実に総売り上げ、顧客単価は上がるのです。
実は私もこの価格のマジックにやられた一人です。先ほどお伝えしたクリスマスの鉄板焼の3つのコース・・・・・
下から13000円、18000円、23000円となっています。ちなみにその違いは13000円のコースと18000円のコースとでは料理の中身が異なります。13000円のほうは、アワビになり、18000円のほうは伊勢海老に変わります。それから前菜もやはり18000円になるとアワビ、牡蠣、アナゴなどをふんだんに使ったスープなのですが、13000円は野菜スープになります。あとお肉の質もこの2つのコースでは随分変わります。
目で見て素人でも分かるくらいの違いです。じゃあ18000円と23000円のコースの違いは??たった一つだけです。それは肉の質です。最上級のA5クラスの肉に変わるだけです。
にもかかわらず、私は一番高いコースを頼みました。というより毎年一番高いコースを頼んでしまいます。もしかしたらミエというのも少しあるのかもしれませんがそれよりも年に一回の事なのでどうせなら一番いいものを食べたいあるいは妻に食べさせてあげたい。そんな思いがあるからでしょう。
実際に行ってみると、6組くらいが同時に食事出来るのですが、やはり殆どが真ん中のコースで6組中1組くらいが一番高いコースでした。確かに値ははりましたが、料理も非常においしくてとても満足しました。そのおいしかった鉄板コースを少しだけ紹介しますね。
これが前菜に出てきたアワビや牡蠣、アナゴがふんだんに入っているスープです。絶品でした。
このように目の前で新鮮な魚介や肉を焼いてくれます。
これが伊勢海老です。非常においしかった!
これが肉です。ヒレとサーロイン両方出てくるのですが、これはヒレかな??見てすぐにいい肉だなと分かる立派なお肉でやわらかくて非常においしかったです。
この後、ご飯や赤だしが出てきて最後にデザートまで出てきました。お酒もおいしいシャンパン、白ワイン、赤ワインを飲みました。
そしてこの日はそのままホテルでゆっくりと過ごしました。。
このように価格帯、コースメニューを3種類用意することで、真ん中のコースが良く売れるようになりさらには一定の数高いコースが売れます。私みたいに一番高いコースを頼む人が必ずいますからね・・・・
これは飲食店だけでなくどんなビジネスにでも応用できると思いますので是非参考にしてくださいね。
では
山口友紀雄