トヨタの新型クラウンのプロモーション
こんにちは。今日の件名の1商品広告費25億円というのは、トヨタの新型クラウンの事です。正確に言うと確か22億円くらいだったと思います。いずれにしても1商品のプロモーション費用に20億円以上かける。というのは凄い事ですよね。
まあ大企業だからこそできることではありますが、この「新型クラウン」これまでのクラウンのイメージを払拭して今回大胆なフルモデルチェンジを行いました。当初はクラウンファンの間ではかなり不評でこのクラウンは売れないのではないか?とも言われていたのですが、今売れ行きは好調で目標の数倍の売れ行きを記録しているそうです。
その手助けを行ったのが主に広告宣伝なのですが、そのプロモーションもご存じのとおり斬新でした。これまでのトヨタの高級車クラウンのイメージを壊す斬新な魅せ方をしました。その一つがあの【ピンクのクラウン】通称【もも太郎】です。
あのピンクのクラウンをCMに出し、インパクトを出したうえで発売されるのか?分からないような魅せ方をして興味を引いた。その上でネット上でも色々なプロモーションを行っています。発売時期も2013年末となっているだけで詳しいことは分かりません。その上で50台のピンクのクラウンを全国のトヨタ販売店に50万円のリース料を課して配置しています。
とにかく細部にわたってプロモーションがピカイチです。まあ元々のクラウンファンからは賛否両論はあるのですが新しいユーザーを取り込むうまいプロモーションです。
その取り込まれた一人が私だったわけです(笑い)元々私は国産車には一切興味はありません。なので20代前半以降に国産車を見に行くことすら今まで一度もありませんでした。
20代前半は当時出たばかりの今のひとつ前の日産のフェアレディーzというスポーツカーが好きで2台連続でその車を乗って以来国産車には興味無く、これまでBMW、ベンツと乗り継いできました。妻も一応外車に乗っていますし、次買う車も決まっていますが、やはり外車です。そんな国産車に全く興味ない私が、今回これまた全く興味がない「新型クラウン」を見るためにトヨタに足を運んだのです。
目的は新型クラウンを見るためではあるのですが、ただのクラウンではなく、あのCMのジャイ子が乗っているあの「ピンクのクラウン」通称【もも太郎】を見るためにトヨタに行ったのです。その【もも太郎】の写真は以下です。
他の人はどうか知りません。少なくても私の周りではこのクラウンに乗りたい。という人はいませんでした。でも私はこれいいなあ~。と本気で思ったのです。勿論私が乗るためではありません。妻に乗ってほしいと心底思ったのです。
どうです?カッコよくありませんか?可愛くありませんか?まあ、大半の人はそう思わないのかもしれませんが・・・・少なくても私のように全くトヨタやクラウンに興味なかった人が引き付けらた人がいるのは確かです。
そこで色々話を聞くと、この新型トヨタに20億円以上の広告宣伝費をかけてプロモーションを行ったことを聞いたのです。その一環としてこのピンクのクラウンでインパクトを与えたのです。
細かくプロモーション内容を聞いたのですが、かなり緻密にプロモーションが行われています。CMをストーリー化して、ドラエモン、ジャイ子(前田あつこ)などを投入し引き込むストーリーにしていますよね。これ我々中小零細企業も参考になる部分はあると思います。特にインターネットを使ったプロモーションにはかなり参考になりますね。
勿論個人情報を全て記入し、見積もりまで出してもらい、このピンクのクラウンが発売になったらすぐに連絡が来るようにしてもらいました。まあ他にも候補の車があるので実際に買うか?はその時になってみないと分かりませんが、もし購入することになったら、また報告したいと思います。
帰りにジャイ子こと前田敦子の直筆のサインを写真に収め帰ってきました。
このような視点で大手が行っているプロモーションを見るとかなり参考になる部分がありますので、是非あなたも日々そういう視点で見てみることをお勧めします。
以上。報告でした。
山口友紀雄